私たちはジュニアテニス選手の育成という仕事で、ジュニア世代の子供たちにテニスというスポーツを教え、大会に出場して練習の成果を出していくことが仕事の一つです。
自分が教えている生徒たちが試合に出場して頑張っている姿を見ることは、非常に大切なことであり、その試合内容によって今後の練習計画や練習内容も浮かんでくるものです。
テニスの技術だけ!試合に勝つことだけを教えている訳ではありません。
もちろん試合で活躍し、より上のステージで戦うことは大切なことであり、我々コーチ達もひとつの目標となります。
しかーし、いくら強い選手に育っても、人としての礼儀、挨拶!など、人間形成が伴っていなければ、いい選手とは言えないと考えます。
強い選手は、最初のうちは皆からちやほやされるでしょう!しかし、人間的に魅力がない!と分かると、最初ちやほやしていた人たちも周りからいなくなるでしょう。
そして、誰も応援してもらえなくなってきてしまうのです。
これは、選手本人だけの話ではないのです。
その選手の親の人間性も多くの人たちは注意深く見ています。その為に選手本人はいいんだけど・・・・・親が・・・・と、言う事態に陥ってしまいます。
やはり、我々コーチの役目は強い選手=人間性もいい選手。を育てていかなくてはいけないと考えます。
そんなこともあり、クラブでは、選手として恥ずかしくないような挨拶、礼儀を口うるさく言い続けていきますし、チーム内でのいじめにつながるような言動にも厳しく接していきます。
人の気持ちを読む力は、試合の中でも相手が何を嫌がっているのか?など、相手の雰囲気や行動で読めるようになるのです。
日常生活の中で、こんなことをしたら相手は傷つくだろうな!が、わかる人間に育ってほしいのです。それがわからない生徒は・・・・・残念ながら強くなることを諦めた方がよさそうです。
皆さん、選手として恥ずかしくない立ち振る舞い(試合態度)、挨拶、礼儀を技術と同時に磨いていき、皆から応援されるような選手!皆のお手本になれるような選手になってください。
決して自分一人で強くなったんだ!なんて、勘違いしないでください。
いろんな人たちの助けによって強くなったんだ!と、皆に感謝する心を持ち続けてください。
写真は、あと少しで引退する高校生達!みんないいやつばかりです!